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東京猫物語 第八十四話ー② [「東京猫物語・外猫観察記」(管理人著・猫のお話)]

東京猫物語
第八十四話:麻雀屋さんと猫-②

マミたちが雀荘の中庭に迎えられてから一月が経ちました。
仔猫たちは生後二ヶ月程に育ち、マミは仔猫たちの面倒をあまり見なくなりました。麻雀屋さんたちは仔猫たちに触れるようになりました。

麻雀屋の年配の女性従業員さんが、二匹の仔猫たちを自宅へ連れて帰りました。
一匹は自宅で飼猫とし、もう一匹は知合いに譲りました。
ある日、麻雀屋さんたちはマミを上手く事務所に閉じ込め、バスタオルを使って三人掛かりでケージに押し込めました。マミの鋭い爪を避けて捕獲するには、決死の覚悟が要りました。
「もう子供は無しよ。雄のハナちゃんとは今迄仲が悪かったけれど、これから少しは変わるかと思うの」
麻雀屋の若い女性従業員さんが、そう言って微笑みました。
(続く)

以上
管理人
2016.11.06

「どこにでもいるような飼主のいない猫たち。彼らのことをよく知るほどに、きっと素敵な猫に魅せられるはず。飼主のいない外暮らしは、猫たちにとって決して楽ではありません。どうぞ、懐いたらお家に迎えてくださいね」

*東京猫物語は1998年から数年間、東京都心の某公園で猫たちを観察した体験に基づく実話です。
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