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東京猫物語 第九十一話ー③ [「東京猫物語・外猫観察記」(管理人著・猫のお話)]

東京猫物語
第九十一話:散会ー③

α社のおねえさんは、公園猫たちの飼主として最低限の責任を果しました。
残っていた四匹の公園猫の内、二匹はα社のお姉さんが自宅へ引き取りました。他の二匹は、看護助士おばさんの伝手で病院の職員に預けられました。
α社のおねえさんは猫邸を片付け、ブルーシートを小金持のホームレスに譲りました。

三月の末、α社のおねえさんは隣の県に転勤しました。
猫たちがいなくなった後の猫町公園では、例年と変りなく桜が満開となりました。昼休みの猫町公園は、お弁当を広げて談笑しているOLたち、休息をとっている学生たちで賑わっています。
しかし、猫たちが桜の木の下で心地好さそうそうに昼寝をしたり、公園を訪れる人たちに食べ物をねだったりする光景はもう見られません。   
(完)

完結しました! 今回の猫のおはなし。
長らくありがとうございました。

以上
管理人
2017.05.21

「どこにでもいるような飼主のいない猫たち。彼らのことをよく知るほどに、きっと素敵な猫に魅せられるはず。飼主のいない外暮らしは、猫たちにとって決して楽ではありません。どうぞ、懐いたらお家に迎えてくださいね」

*東京猫物語は1998年から数年間、東京都心の某公園で猫たちを観察した体験に基づく実話です。
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