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東京猫物語 第八十九話―② [「東京猫物語・外猫観察記」(管理人著・猫のお話)]

東京猫物語
第八十九話:猫の友ー②

おにいちゃんは、毎日の食事に困ることはありません。
缶詰は毎日違う種類。メバチマグロ、甘エビ、タラバガニ等のお刺身。時々、贅沢もさせます。
サンマやイワシは食べません。好物のメバチマグロでも、養殖物、鮮度の落ちた物は口にしません。おにいちゃんは、毎日の睡眠が保証されています。おにいちゃんの昼寝の邪魔をする者はいません。おにいちゃんは家の中のどこででも自由に眠ることができます。私の布団も自由に使っています。室内暮らしでも、窓越しの日光浴は可能です。空調は完備。冬は暖かい部屋、ホットカーペットに炬燵。夏は冷房の入った部屋と、外の風が通る部屋を自由に行き来できます。
お行儀
おにいちゃんが若い時、私は仕事からどんなに遅く帰宅しても、毎日欠かさず遊びました。手を変え、品を変え、本当によく遊びました。同じおもちゃはすぐに飽きてしまうので、道具も方法も工夫が必要です。部屋にキャットタワーを備えると、高さを利用して遊びの幅が広がりました。
おにいちゃんが病気になった時、私は勤務先から有給を取ってできるだけ早く動物病院へ連れて行きました。食事、運動、休息。おにいちゃんの健康維持、病気・怪我予防にも私は日頃気を付けているつもりです。
(続く)

もうすぐ 完結! 猫のおはなし
以上
管理人
2017.2.25

「どこにでもいるような飼主のいない猫たち。彼らのことをよく知るほどに、きっと素敵な猫に魅せられるはず。飼主のいない外暮らしは、猫たちにとって決して楽ではありません。どうぞ、懐いたらお家に迎えてくださいね」

*東京猫物語は1998年から数年間、東京都心の某公園で猫たちを観察した体験に基づく実話です。
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当ブログに掲載されている内容の無許可転載・転用を禁止いたします。


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東京猫物語 第八十九話ー① [「東京猫物語・外猫観察記」(管理人著・猫のお話)]

東京猫物語
第八十九話:猫の友ー①

私はおにいちゃんとの暮らしを楽しんでいます。
おにいちゃんを飼猫として家に迎え、お互いに都合の良い時だけ接していた外猫時代とは違う関係を築いています。
おにいちゃんには、家の中の生活しかありません。
おにいちゃんの猫生は、飼主次第で良くも悪くもなります。
「おにいちゃんをうちに連れて来てよかった」
今、私は心からそう思えます。おにいちゃんはどうでしょうか?
公園暮らしを続けていたおにいちゃん。
私はおにいちゃんを屋外へは出さない、完全室内飼いにしました。
当初、おにいちゃんは外の世界を恋しがり、室内だけの生活にストレスを感じていました。二階のベランダで外の空気を吸わせたり、時間を見つけては一緒に遊んだりしました。おにいちゃんが家の中の生活に少しでも満足できるように、私はできる限り努めました。
月日を経て、おにいちゃんは家の中の暮らしに慣れました。
今、おにいちゃんはそれなりに幸せだと、私は信じています。
人の場合も然り、完全に満足のいく生活などはあり得ません。
「何でも思い通りになる猫生も無いのだよ」
私はおにいちゃんに弁解します。
(続く)

第八十八話は、飼猫との暮らし 弐:「猫と麦茶」ですが、この件は番外編(飼猫との思い出)にて、前に記載しましたので省略致しました。
寒さもあって、体のあちこちが痛むこの頃。皆さまもどうぞご自愛ください。

以上
管理人
2017.2.19

「どこにでもいるような飼主のいない猫たち。彼らのことをよく知るほどに、きっと素敵な猫に魅せられるはず。飼主のいない外暮らしは、猫たちにとって決して楽ではありません。どうぞ、懐いたらお家に迎えてくださいね」

*東京猫物語は1998年から数年間、東京都心の某公園で猫たちを観察した体験に基づく実話です。
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東京猫物語 第八十七話 [「東京猫物語・外猫観察記」(管理人著・猫のお話)]

東京猫物語
第八十七話:飼い猫との暮らし 壱 就寝中-②

タワー猫

(昔の話。思い出となりました)

こんな事もあった。
夢現の中、体が妙にだるい。いや、下半身が重いという感じだった。
はっきり目が醒めると、未だ夜中。
掛け布団からはみ出した私の片足に、猫がしがみついている。
私の膝から足首に掛けて、四足でがっちり組み付いている。
猫が振り向いた。
目が合うと、猫は大きなまん丸の目を更にひんむき、鼻から眉間に皺を寄せた。
恐ろしい顔だ。
それから猫は口をあんぐり開き、私の足の指に噛み付こうと歯を当てた。
白色の鋭い犬歯が見える。

恐ろしい牙だ。
無理に剥がそうとすれば、鋭い爪が私の脛に突き刺さるだろう。
そうかと言って、このままでは私の足の指がかじられてしまう。
「いっ いっ いたいっ いたいっ」
私は大声で叫んだ。
猫は怯まない。
「いたいっ いたいっ いたいっ」
私は更に声を張り上げた。
「いたいっ やめろっ」

猫は離れた。
しかし、尚も私の脛に未練を残して飛び掛って来ようとする。
私は枕を取って盾にした。
「どうしたの?」
私の大声で起してしまったのだろう。階段下から家族の声が聞える。
「何でも無い。猫が噛み付いてきただけ」
何でも無くはない。夜中に大騒ぎだ。
「そんなに大声を出して、御近所に迷惑でしょう」
家族に窘められ、私は呟いた。
「そんな余裕は無い」

猫はいつもの猫に戻った。
隣の部屋のキャットタワーに登って、コロンと仰向けになっている。
私の関心を引く時の格好だ。
私は部屋の灯りを点け、冷静になって足の指と脛を丹念に調べた。
傷は無い。爪の痕も無い。歯の痕も無い。
「痛い」と思ったが、実際にはそれ程痛くは無かったのだ。
恐ろしい、痛いと思う気持が幻覚を与えていた。
その後、何度となく同じ事が繰り返されている。
猫は遊んでいるだけだ。
それでも、私は恐怖と不安を払拭することができない。
今のところ、大声を出すしか猫の悪ふざけを止める術は無い。
(続く)

以上
管理人
2017.2.5

「どこにでもいるような飼主のいない猫たち。彼らのことをよく知るほどに、きっと素敵な猫に魅せられるはず。飼主のいない外暮らしは、猫たちにとって決して楽ではありません。どうぞ、懐いたらお家に迎えてくださいね」

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東京猫物語 第八十七話ー① [「東京猫物語・外猫観察記」(管理人著・猫のお話)]

東京猫物語
第八十七話:飼い猫との暮らし 壱 就寝中ー①

(昔、初夏の頃です)

夢現の中、薄ら寒さに目が醒めた。
未だ夜明け前。
普段、私は和室に布団を敷いて寝ている。
今、私は布団の外。何故か直畳に横になっている。
掛けていた厚手のタオルケットは敷き布団の上。
猫が布団のど真ん中でお腹を出して寝ている。
枕の横に、ちょこっと遠慮がちに寄り添っていたはずの猫。
仰向けに伸びて熟睡している。実に心地好さそうだ。
以後、同じような事が何度か繰り返された。
就寝中
ある夜半、私は目が冴えていた。
就寝前、珈琲を飲み過ぎたせいだ。
その夜も私は枕に腕を掛け、弓型に寝そべっている。寝返りをうって、
隣に寝ている猫を潰さないように。何て思い遣り深いのだろう。
しかし、飼主の親心は通じなかった。
やがて猫は、私の体に密着させていた四足を突っ張り始めた。
ぐいぐい押してくる。せいぜい六キロ弱の猫、結構力が強い。
「おい、寝惚けているのか?」
猫は目を閉じている。
圧力を避けている内に、自然と私の体は布団の外へ。
「なあるほど」
その夜、私は全てを理解した。
(続く)

以上
管理人
2017.1.29

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猫の販売数が増加、懸念される問題は?朝日新聞記事 [閑話・ブログ管理人より]

1月13日付、朝日新聞朝刊の記事が報じていました。
以下、要約です。

@@
猫の飼育数が増加、2015年の推定飼育数は1000万頭弱、犬に並んだ。
それにつれて、ペットショップでの販売数も増加傾向。

懸念されるのは、
母猫の健康を考えない無理な繁殖。
遺伝性疾患。

遺伝性疾患は原因遺伝子を特定し、繁殖から外すことによって減らせる。

犬の繁殖ではこれらは十分管理してこられたとは言えない。
繁殖現場での虐待、飼育放棄も度々起きている。
猫の販売増加に伴い、これらの問題が繰り返されないように注視したい。
@@

このような内容でした。
以上
管理人
2017.1.21




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寒い季節の猫の食事 [猫の飼い方]

食事

寒い季節の食事:缶詰、スープなど、少し温めてあげると美味しく食べられます。
体温以下のぬるい温度。
保存場所は涼しい所なので、そのままあげると「おいしくない」って。

礼

お行儀よく。ね。

以上
管理人
2017.01.17

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東京猫物語 第八十六話 [「東京猫物語・外猫観察記」(管理人著・猫のお話)]

東京猫物語
第八十六話:猫の啼き声

「ニャオーン」
猫町公園の猫たちは、あまりこういう啼き方はしません。

「エ」「エン」「メ」「ミィ」
私の顔を見て猫が短く声を発する時、これらはちょっとした挨拶。また、こちらからの呼び掛けに対するお義理の返事。

「ニャーー」「ワーウオーーン」「ミイーー」「エエーーー」
長く、高い調子で猫が啼く時、たいてい、何かしら要求があります。おやつが欲しい等。要求が満たされる迄、少し大きめの声で繰り返し啼きます。かすれた声で啼く猫もいます。要求が満たされないと、猫はいっそう大きな声を張り上げて催促します。不満、抗議の場合も然り。私がオカリナを吹くと、こんな風に啼いて止めさせようとする場合もあります。

猫同志の遣り取りの場合、啼き声はまた異なります。

「ウンンーー」「ンアーーンー」「ウワアーーン」「ンオーン」
雄猫たちの睨み合い、威嚇の時、長く張りのある啼き声です。
人間の赤ちゃんが泣いているかのように聞える場合があります。
威嚇の声は低い調子から徐々に高い調子へ、そして大音声に変わります。
じっと蓄えられていたエネルギーが噴出するマグマの如く高揚し、ついには
「ギャッー」「ウエーー」という合図と同時に取っ組み合いの喧嘩に発展する場合もあります。
「ドッ」「ボッ」
二匹の猫が組み合いつつ、大地を転がる鈍い音を立てて庭の花をなぎ倒してしまいます。
明らかに劣勢の立場にある雄猫はあまり啼きません。啼いたとしても、消え入るような声です。片方の雄猫の威嚇する声ばかりが際立つ時、劣勢の雄はその場から立ち去り、平和裏に勝敗が決する場合もあります。

「ウアーン」「アーウォン」「ニャーグゥォン」
雌猫雄猫、恋の季節。
大きな声が近所によく響き渡ります。巻き舌で発音するのか、あたかもうがいをしながら発声するのか、声帯を震わすかのような啼き方です。

「ミィ、ミィ、ミィ」「ニャオ、ニャオ、ニャオ」
仔猫が母猫を呼び求める時、すがるように同じ調子で何度も啼き続けます。
疲れると一時短い休みを入れた後、再び必死に啼き続けます。

「ミャオ、ミャオ、ミャオ」「アオ、アオ、アオ」
母猫が仔猫を捜す時、傍に来いと呼ぶ時、短く区切り早く力強く啼きます。
仔猫が母猫を呼ぶ声より、めりはりの効いた調子です。
仔猫がなかなか出て来ないと、母猫の啼く声は段々哀しみを帯びて間延びして行くように思われます。

仲の良い猫たち、顔見知りの猫たちが一緒に過ごす時、啼いて声を掛け合う必要は殆ど無いようです。

人に向かって頻繁に啼く猫と、そうでもない猫がいます。
人に対する猫たちの親密さの度合によって、態度が異なるのでしょうか?遺伝因子が左右しているのでしょうか?後天的に形成された、性格の違いなのでしょうか?よく啼く母猫から生まれた仔猫たちが、皆一様によく啼くとは思えません。しかし、よく啼く仔猫と似た毛色のきょうだいは、やはりよく啼くようにも見えます。

うちのこ(猫)は、テレビのドキュメンタリー番組等に登場する「本物の」猫の声に対しては反応します。しかし、外国映画やアニメから流れる「人が吹き替えた」猫の声には一切反応しません。どれ程巧妙でも、人が真似した偽の猫の声は、猫にとっては人の声でしかありません。

以上

管理人
2017.1.10

「どこにでもいるような飼主のいない猫たち。彼らのことをよく知るほどに、きっと素敵な猫に魅せられるはず。飼主のいない外暮らしは、猫たちにとって決して楽ではありません。どうぞ、懐いたらお家に迎えてくださいね」

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謹賀新年 [閑話・ブログ管理人より]

あけましておめでとうございます。

本年が皆様にとって幸せな一年となりますよう
心よりお祈り申し上げます。

ぐれあに 昔
イヴリン ご挨拶

管理人
2017.1.1

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2016-12-24 [閑話・ブログ管理人より]

冬至を越して寒い日が続きます。
皆様、猫さんたちも風邪などひかれぬようご自愛ください。
寒さ対策の一方、火事、低温やけど、室内の乾燥等には注意したいですね。
乾燥しすぎると、猫さんの体にも負担がかかります。

こたつでお昼寝
気持ちよさそう。。。ほのぼの。。。
誇るな
なにやら誇らしげに。。。。

今年もあと一週間。無事に新しい年が迎えられますように。

以上
管理人
2016.12.25






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東京猫物語 第八十五話 [「東京猫物語・外猫観察記」(管理人著・猫のお話)]

東京猫物語
第八十五話:「猫の集会」:

ここで言う「猫の集会」とは、猫町公園における猫の集会のことです。
猫の集会は、主に夜開かれます。
真冬の厳寒日、雨の日、風の強い日の開催はありません。
猫の集会は通常、夕食後の午後七時過ぎから十時頃の間に開かれます。
当日猫の集会に参加する構成員は、予め決まっていません。
猫の集会に参加できる「人」もいます。
猫の集会に参加を許された人は、私を含めて限られた人だけです。
例え猫の集会場に居合せても、猫たちに仲間と認められ、猫の集会のエアー(air)を感じ取ることができない人は、猫の集会の「参加者」ではありません。
猫の集会 弐
猫の集会とは、人の視覚から得られる、猫がたくさん集まっている様態だけを言うものではありません。
そこには、うるさく啼き立てる猫はいません。
他の猫たちとの和を乱す猫もいません。
猫の集会の参加者は、同じ時間に同じ場所で、同じ風を感じて、同じ音を聞きます。
猫の集会に参加する猫たちは、皆顔見知りです。仲良し同士は最初に挨拶を交します。
猫たちの挨拶はおおよそ次の二通りです。
お互いの鼻と鼻を合わせる挨拶、相手のお尻の匂を嗅ぐ挨拶。
猫の集会の参加者と認められた人に、挨拶に来る猫もいます。
猫たちは、親しいその人の足の甲に頭を擦り付けたり、脛に体をすり寄せたりして挨拶を済ませます。人と猫が親密な関係にある場合、人が猫の目線に鼻を突き出すと、猫もそれに応じて鼻をくっつける場合があります。目を開けていると、猫も寄り目です。
猫の集会 壱
集会に参加している猫たちは、皆大概くつろいでいます。
スフィンクスのように腹這いに伏せている猫。上体を起して座っている猫。
ある猫は毛繕いをし、また別の猫はただじっと前を見つめています。
集会に参加している猫たちは、お互いに他の猫たちから適度な距離を保っています。大人の猫たちは、お互いに深く干渉しません。
静かな夜の猫町公園。
聞えてくるのはコオロギの鳴く声、遠くの国道を走る車のエンジン音、どこかで吼える犬の声。
微かな物音にも、猫たちの耳はぴくぴく、くるくる反応します。
耳のレーダーが捕えた情報は脳に伝えられ、猫たちは公園にいながらにして遠くの様子をおぼろげに理解します。聞き慣れない音を感知すると、猫たちは頭をもたげて神経を尖らします。突然、見知らぬ来園者があると、猫たちの注意は一斉にそちらへ向けられます。

猫たちは微かな羽虫の音さえも見逃しません。
暗闇の中に浮かび上がる街灯の明かり。光に誘われた蛾が宙を舞うと、それに目を止めた若い猫が透かさず後を追い掛けます。別の若い猫も、先の猫に従って蛾を追い掛けます。静寂の闇の中、街灯の明かりを縫って二匹の若いしなやかな肢体が交錯し、躍動します。
「何事か」と年配の猫たちは二匹を目で追うものの、冷ややかに遣り過ごします。猫たちと同じエアー(air)を感じ、日常を忘れて猫たちの世界に違和感なく溶け込んだ時、私は猫の集会の参加者であることを実感できます。

猫の集会は、参加者の自由意思で退席できます。
一匹減り、二匹減り、猫の集会は自然散開となります。
酔っ払い、塾帰りに寄り道する子供たち、三本足の猛猫、等々。思わぬ侵入者によって、猫の集会は突然散開となる場合もあります。

以上

管理人
2016.12.4

「どこにでもいるような飼主のいない猫たち。彼らのことをよく知るほどに、きっと素敵な猫に魅せられるはず。飼主のいない外暮らしは、猫たちにとって決して楽ではありません。どうぞ、懐いたらお家に迎えてくださいね」

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NHK「ダーウィンが来た」・子猫たちを見殺し [閑話・ブログ管理人より]

NHKの番組「ダーウィンが来た」(2016.11.20)で、猫の島を取材していました。
http://www.nhk.or.jp/darwin/special/cat.html

生まれて間もない子猫たちには危険がいっぱいという件で、
母猫が産んで間もない子猫たちを残して出かけている間に、一匹のオス猫が子猫たちを
殺してしまうシーンを取り上げていました。

子猫たちの隠れ場所にオス猫が近づいて入り込み、断末魔の叫び声が止んだところでスタッフが
覆いを取り除き、隠れ場所の中からオス猫が逃げ出した後に、子猫たちが死んでいたという映像。

オス猫が近づいた時、スタッフが追い払うことは容易でした。機材を設置してその場で様子を
確認していたのですから。オス猫を追い払いさえすれば、この場においては子猫たちは死ななかったはず。結果をスタッフたちは容易に想像できたはずなのに、子猫たちが殺される結果を映像に
残すことを優先したのですね。(番組)のために平気で命を犠牲にするの???

ある猫写真家が「猫は野生」なんて叫んでいたけど、トンチンカンなコメント。
島の猫たちは人から魚などを与えられていて、生まれてくる子猫たちの一割ほどしか大人になれない由。これって、愛護動物の不適切飼養そのものじゃないですか。

野生動物の世界なら手を出さない選択も時にはありかもしれませんが、それだって目の前の浜に子亀がひっくり返っていたら、起こすくらいはありでせう?

NHK「ダーウィンが来た」スタッフたちは、目の前で救える子猫たちを衝撃的映像を撮るために
見殺しにしたのですね。取材の意図は子猫たちを犠牲にしなくても別の形で表せたはず。

以上
管理人
2016.11.22



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猫の多頭飼育崩壊 NHK放映 [閑話・ブログ管理人より]

11月15日、NHKの番組「クローズアップ現代+」で、
猫の多頭飼育崩壊がとりあげられていました。
番組HPはこちら、http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3892/index.html

飼育放棄、捨て猫、地域猫など、「不幸な猫を生まない」と、
もう十何年も前から適正飼養が勧められているのに、
いまだにこういう問題が後を絶たないのはどうしてでせうか。
?????

以上
管理人
2016.11.19

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東京猫物語 第八十四話ー③ [「東京猫物語・外猫観察記」(管理人著・猫のお話)]

東京猫物語
第八十四話:麻雀屋さんと猫-③

猫町の外猫ハナちゃんは、バアサン姉妹から食事を与えられています。
時々、マミがいない時だけ、ハナちゃんは雀荘に顔を出します。マミが威嚇してハナちゃんを寄せ付けないからです。ハナちゃんは去勢された雄猫です。とても人懐こく、雀荘にお客さんがいても平気でお店の床に寝そべっています。

「俺なんか自宅でカメレオンを飼っているんだぜ」
ある日、お腹を出して床に寝ころんでいるハナちゃんを見て、常連の若い男性会社員が自慢げに言いました。
「嫌になっちゃうわね。どうして野生の生き物を家に閉じ込めるのかしら」
麻雀屋の年配の女性従業員さんが、若い男性会社員に向かって言いました。
「野生動物はねえ、生まれ育った土地で自然のままに暮らしていくことが一番幸せなのよ。遠い国から環境の違う日本へ連れて来られて、あなたのお部屋で暮らす方が幸せな理由なんて全く無いはずよ。珍しがって外国のカメレオンを買(飼)うなら、飼主のいない犬や猫を飼えばいいじゃないの。犬とか猫は、人の傍で手を掛けないと生きて行けない動物なのよ」
相手が若い常連客なので、遠慮無く説教が続きました。

その後も、マミとハナちゃんが雀荘で一緒に過ごすことはありません。
二匹は別々に麻雀屋さんたちからかわいがられています。
(続く)

以上
管理人
2016.11.13

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東京猫物語 第八十四話ー② [「東京猫物語・外猫観察記」(管理人著・猫のお話)]

東京猫物語
第八十四話:麻雀屋さんと猫-②

マミたちが雀荘の中庭に迎えられてから一月が経ちました。
仔猫たちは生後二ヶ月程に育ち、マミは仔猫たちの面倒をあまり見なくなりました。麻雀屋さんたちは仔猫たちに触れるようになりました。

麻雀屋の年配の女性従業員さんが、二匹の仔猫たちを自宅へ連れて帰りました。
一匹は自宅で飼猫とし、もう一匹は知合いに譲りました。
ある日、麻雀屋さんたちはマミを上手く事務所に閉じ込め、バスタオルを使って三人掛かりでケージに押し込めました。マミの鋭い爪を避けて捕獲するには、決死の覚悟が要りました。
「もう子供は無しよ。雄のハナちゃんとは今迄仲が悪かったけれど、これから少しは変わるかと思うの」
麻雀屋の若い女性従業員さんが、そう言って微笑みました。
(続く)

以上
管理人
2016.11.06

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東京猫物語 第八十四話ー① [「東京猫物語・外猫観察記」(管理人著・猫のお話)]

東京猫物語
第八十四話:麻雀屋さんと猫-①

「そんな塩辛い物、上げないで。健康に悪いから!」
麻雀屋の年配の女性従業員さんが、猫におにぎりを与えている若い娘を叱責しました。見知らぬ娘が吸う煙草の煙が、猫に掛かったことも癪に障りました。
「あんたの猫じゃないでしょう?小うるさいこと言わないでよね」
若い娘は抗弁しました。親しい知人同士なら、公園猫の飼い方についてよく話し合うことは可能です。しかし、どうしても自分の主張を通したい人は、猫を自宅に引き取って飼猫にするほかありません。

麻雀屋さんたちは三人で相談した結果、猫町公園の茶トラ猫を雀荘の中庭で飼うことにしました。茶トラ猫はマミと名付けられました。
マミには生後一ヶ月位の仔猫が二匹います。麻雀屋さんたちは、猫のトイレを二つ、飲水のボールとステンレスの小皿を三つずつ買い揃えました。中庭にある物置の中を綺麗に片付け、空いたスチール棚の上に猫のベッドを整えました。

マミは雀荘の中庭と外を自由に行き来します。
営業時間中、麻雀屋さんたちはマミたちを事務所の中にも招き入れます。マミが仔猫たちを置いたまま外出することも稀ではありません。そして、普段は安心して仔猫たちと一緒に御飯を食べたり、物置棚のベッドに寝そべったりしています。仔猫たちが中庭で御飯を食べている時、見慣れない客が来店すると、マミは中庭から店の方を向いて注意を傾けます。また、誰であっても自分に触れようとすると、マミは素早く身をかわして逃げてしまいます。麻雀屋さんたちはマミに不妊手術を施したいと考えていました。
(続く)

以上
管理人
2016.10.30

「どこにでもいるような飼主のいない猫たち。彼らのことをよく知るほどに、きっと素敵な猫に魅せられるはず。飼主のいない外暮らしは、猫たちにとって決して楽ではありません。どうぞ、懐いたらお家に迎えてくださいね」

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猫さん 顔を洗って スッキリ [閑話・ブログ管理人より]

おはよう ございます。 朝晩、冷え込んできました。
寒暖の差も体にこたえます。西日本の地震も心配です。
お風邪など ひかぬよう ご自愛ください。
猫さんたちのための寒さ対策もこれから欠かせなくなりますね。

朝は洗顔
朝起きたら顔を洗って、
おはよう
スッキリ 「おはよう ございます」

以上
管理人
2016.10.23


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東京猫物語 第八十三話ー⑬ [「東京猫物語・外猫観察記」(管理人著・猫のお話)]

東京猫物語
第八十三話 里親会の顛末弐ー⑬

里親姉妹と別れた後、私と看護助士おばさんは車で帰路につきました。
看護助士おばさんがさぞかし里親女を責めるかと思っていた私は、平穏なままに解散したことが意外でした。看護助士おばさんは緊張の後に気が抜けてしまい、怒る元気も無くしてしまったのでしょうか。
里親女は狡猾な人間とは思えません。最初から嘘をついて看護助士おばさんを騙そうとした訳ではないものの、ミイちゃんによく似た色柄の仔猫が見つかったので、これ幸いにその仔猫をあてがうことにしたのでしょう。仔猫の返還義務を果たして連日の責め立てから早く開放されたいという里親女の心情は、我が身を里親女の立場に置き換えるまでもなく理解できます。

さて、その後、里親女に対する看護助士おばさんの態度は日増しに輪をかけて尊大になりました。一日五万円以上掛かる猫探偵を雇い、ミイちゃんを捜し出すように、毎日昼夜を問わず電話で迫りました。間も無く、里親女は看護助士おばさんに行き先も告げずに何処かへ転居してしまいました。同時に、里親女の携帯電話も繋がらなくなりました。
(続く)

次回、第八十四話、公園へ戻ります。
以上
管理人
2016.10.16

「どこにでもいるような飼主のいない猫たち。彼らのことをよく知るほどに、きっと素敵な猫に魅せられるはず。飼主のいない外暮らしは、猫たちにとって決して楽ではありません。どうぞ、懐いたらお家に迎えてくださいね」

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東京猫物語 第八十三話ー⑫ [「東京猫物語・外猫観察記」(管理人著・猫のお話)]

東京猫物語
第八十三話 里親会の顛末弐ー⑫

「まあ、またそれらしい子が見つかりましたら、いつでも連れて来て下さい。そんなに遠くには行かないでしょう」
獣医師の慰めともならない慰めの言葉を聞いている内に、診察室の中の二人は解凍されました。
「ありがとうございました。お騒がせ致しました」
看護助士おばさんが獣医師にお礼を言うと、里親女も後に続いて深々とお辞儀をしました。

看護助士おばさんが初診料を含む診察代金、数千幾らかを受付で支払いました。財布からお札を出す時、看護助士おばさんの頬は紅潮し、顔が強張っていました。
私たちは元来た道を引き返しました。途中、口を開く者は誰もいません。どんより曇った空模様が、私たちの胸の内を代弁していました。
程無く私たちは里親女のハイツの前に到着しました。
看護助士おばさんと里親姉妹は、今後の捜索と諸費用の清算について手短に相談しました。
キャリーバッグの中の猫に本来の飼主が見つからない場合、看護助士おばさんが自宅へ引き取ることになりました。
(続く)

以上
管理人
2016.10.09

「どこにでもいるような飼主のいない猫たち。彼らのことをよく知るほどに、きっと素敵な猫に魅せられるはず。飼主のいない外暮らしは、猫たちにとって決して楽ではありません。どうぞ、懐いたらお家に迎えてくださいね」

*東京猫物語は1998年から数年間、東京都心の某公園で猫たちを観察した体験に基づく実話です。
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猫さんの姿態 [閑話・ブログ管理人より]


アンモニャイト:
アンモニャイト

イニャバウアー:
イニャバウアー (2)

へそ天:ぐれあにのおへそはどこ??
へそ天 壱

イヴリンさんと故ぐれあにさんでした。

以上
管理人
2016.10.7

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東京猫物語 第八十三話ー⑪ [「東京猫物語・外猫観察記」(管理人著・猫のお話)]

東京猫物語
第八十三話 里親会の顛末弐ー⑪

看護助士おばさんがうつむき加減に目を逸らしたところで、獣医師の顔に侮蔑と優越感の混在した表情が見て取れました。
私は何度となく、これと同じ表情を勤務先の経営者の顔に見た覚えがあります。社員が失敗したり的はずれな意見を述べたりすると、先ずその経営者の口から一言ついて出ます。
「ん。そうかな?」
経営者の顔は喜びを噛み殺して鼻で笑うという類の、何とも言えない表情に変わります。
「こいつはばかか!ふん。それに比べて何て俺は賢いのだ」
経営者は口頭で注意をする代りに先ず部下を見下し、次にほぼ同時に優越感を抱くことによって自己満足と至福の世界に陶酔しているのです。
日頃、顧客にも業者にもどこにも頭が上がらないので、唯一従業員だけが抑圧された心の捌け口なのです。
獣医師の診断は、関係者の期待を裏切る結果となりました。
(続く)

以上
管理人
2016.10.02

「どこにでもいるような飼主のいない猫たち。彼らのことをよく知るほどに、きっと素敵な猫に魅せられるはず。飼主のいない外暮らしは、猫たちにとって決して楽ではありません。どうぞ、懐いたらお家に迎えてくださいね」

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東京猫物語 第八十三話ー⑩ [「東京猫物語・外猫観察記」(管理人著・猫のお話)]

東京猫物語
第八十三話 里親会の顛末弐ー⑩

一瞬時が止まり、看護助士おばさんは放心状態に陥りました。
里親女は宿題を忘れた子供のように、きまりが悪そうな顔をしてうつむいています。私と里親女の姉は、黙って顔を見合せました。里親女の姉の目はまん丸、口は半開きです。
そもそも、里親女の部屋で二人して何を長々と調べていたのでしょう。
わざわざ動物病院迄足を運び、獣医師に小さな目の傷を確認して貰う迄もありませんでした。顕微鏡を熱心に覗いていて、己の部屋が火事の煙に包まれていても気が付かないようなものです。
「残念ですが、明らかにこのこ(猫)はその、ミイちゃんとは違いますね」
「残念」という言葉とは裏腹に、獣医師の顔には判別を成し遂げて責任を果たしたという満足感と、厄介事から解放された安堵感が表れていました。
(続く)

以上
管理人
2016.09.30

「どこにでもいるような飼主のいない猫たち。彼らのことをよく知るほどに、きっと素敵な猫に魅せられるはず。飼主のいない外暮らしは、猫たちにとって決して楽ではありません。どうぞ、懐いたらお家に迎えてくださいね」

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猫の立ち食い [閑話・ブログ管理人より]

イヴ 立ち食い

時々立って食べるイヴリンさん。。。。
忙しいの???

以上
管理人
2016.09.25


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東京猫物語 第八十三話ー⑨ [「東京猫物語・外猫観察記」(管理人著・猫のお話)]

東京猫物語
第八十三話 里親会の顛末弐ー⑨

看護助士おばさんと里親女が揃って頷きました。
獣医師は左手で猫を押さえながら、診察台の隅に置いたチラシに目を移しました。
「色と模様もそっくりだから間違い無いわ」
今迄黙っていた里親女が、初めて口を開きました。
「そう言われればそうですが、色と模様は仔猫が成長するにつれて変わることは往々にしてありますからね。他に何かはっきりした特徴があればねえ」
獣医師はそう言い終えると、チラシを右手に取って診察台の上の仔猫と丹念に見比べました。

「うーん。ミイちゃん。ミイちゃん、ねえ」
何か手掛かりはないかと目を凝らしていた獣医師が、急に声を裏返して叫びました。
「え?ミイちゃん?雌?」
「ミイちゃんと言えば、お捜しの猫はチラシの通り雌ですよね?」
診察台を挟んで、獣医師と対面している二人はまた揃って頷きました。
すると、獣医師は重く立ち込めていた霧を吹き飛ばすかのように自信たっぷりに叫びました。
「ここにいる仔猫は雄猫ですよ!」
(続く)

あれー なんてことでせう 次回以降の展開は???
以上
管理人
2016.09.18

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東京猫物語 第八十三話ー⑧ [「東京猫物語・外猫観察記」(管理人著・猫のお話)]

東京猫物語
第八十三話 里親会の顛末弐ー⑧

「それでは、この猫はミイちゃんとは違う猫ですか?」
看護助士おばさんが早口で獣医師に結論を求めました。
「うーん。そうとも言い切れませんねえ。生後二ヶ月の頃あった眼球の傷は、仔猫が成長するに連れて完全に消えてしまうことも考えられますからね」
獣医師は天井を仰いで答えました。

「でも先生。前に診て頂いた病院で言われましたのよ。傷は生活には差障り無いけれど、完全に消える事は無いだろうって」
看護助士おばさんが補足しました。
「うーん。僕が診た訳ではないからね。その傷がどのような状態だったか」
獣医師は困惑顔で言訳がましく答えました。
「うーん。他に何かはっきりした特徴はありませんか?」

獣医師は診察室から受付に移動しました。そして、カウンターから身を乗り出し、待合室の掲示板に留めてあるチラシを剥がして診察室に戻りました。
「この猫ですよね?捜しているのは」
獣医師は診察台の上の猫とチラシを見比べて言いました。
(続く)

以上
管理人
2016.09.11

「どこにでもいるような飼主のいない猫たち。彼らのことをよく知るほどに、きっと素敵な猫に魅せられるはず。飼主のいない外暮らしは、猫たちにとって決して楽ではありません。どうぞ、懐いたらお家に迎えてくださいね」

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夏はそーめん? [閑話・ブログ管理人より]

まだ まだ 暑い日が続きます。
涼しいそーめんがいいかな?
そーめん 猫

食べて、寝て、暑さに負けませんように。
お昼寝 弐

以上
管理人
2016.09.04

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東京猫物語 第八十三話ー⑦ [「東京猫物語・外猫観察記」(管理人著・猫のお話)]

東京猫物語
第八十三話 里親会の顛末弐ー⑦

院内は静かで、待合室にいても受付カウンター越しに診察室の中での遣り取りが分かります。
私と里親女の姉は受付の前に立って診察状況を見守っていました。看護助士おばさんが仔猫探しに至った経緯を一人で喋り続けています。
誰かが頼みに来ていたのでしょう。受付カウンターのすぐ右手、待合室の掲示板には、一月前に配布されたミイちゃん捜索のチラシがマグネットで留めたままありました。

獣医師は五十代前半と思われる、体格の良い男性でした。獣医師は最初に猫の体重を計り、次いで猫の口を開けさせて歯の状態を調べました。
「なるほど、大体生後四ヶ月前後ですね」
診察台の上で丸まっている猫はとてもおとなしく、獣医師の為すがままでした。獣医師は診察台の上に点灯しているスタンドライトの位置を調節し、小さなスコープを目に掛けて仔猫の眼球を丁寧に調べ始めました。
「うーん。左の目に傷は無いな。右目かな。うーん。どちらにも傷は無いな」
獣医師は診た通りの結果を告げました。
(続く)

以上
管理人
2016.08.30

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東京猫物語 第八十三話ー⑥ [「東京猫物語・外猫観察記」(管理人著・猫のお話)]

東京猫物語
第八十三話 里親会の顛末弐ー⑥

五分も歩くと、私たちは動物病院に到着しました。真っ白な新しい建物です。
中央のガラス扉から中に入ると、私たちの他に来訪者はいませんでした。
看護助士おばさんが受付で用向きを告げると間も無く、私たちは二部屋ある診察室の待合室に近い方の部屋へ通されました。その診察室は待合室とは引戸一枚で隔てられていて、受付のカウンター越しに待合室から中の様子が窺われます。

キャリーバッグを抱えた里親女と看護助士おばさんが先ず診察室に入り、里親女の姉が後に続こうとしました。しかし、診察室は四人も入るには狭く、私と里親女の姉は待合室へ戻りました。
「この猫がこの近所で逃げ出してしまった猫かどうか、確認してください。捜している猫の証として、左目の眼球に小さな傷がありました」
看護助士おばさんが、再度用向きを獣医師に告げました。
(続く)

以上
管理人
2016.08.21

「どこにでもいるような飼主のいない猫たち。彼らのことをよく知るほどに、きっと素敵な猫に魅せられるはず。飼主のいない外暮らしは、猫たちにとって決して楽ではありません。どうぞ、懐いたらお家に迎えてくださいね」

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猫の性 [閑話・ブログ管理人より]

イヴリンと新聞

新聞を広げて読もうとすると、必ず乗ってきます。
自分以外に人が夢中になるのが気に入らないのです。

電話で話すと、啼いてからんで妨害。

以上
管理人
2016.08.19


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東京猫物語 第八十三話ー⑤ [「東京猫物語・外猫観察記」(管理人著・猫のお話)]

東京猫物語
第八十三話 里親会の顛末弐ー⑤

「ミイちゃんとも思えるし、はっきりそうだとは言えないわね。どう?写真に似ている?」
看護助士おばさんは右手の掌に仔猫の写真を掲げました。
看護助士おばさんは確信が持てないままでした。
看護助士おばさんが分からないのに、二ヶ月前の写真と見比べただけで私に見分けがつくはずがありません。
私は屈んでキャリーバッグの中を覗き込みました。
「色柄は似ていますね」
私が答えると、里親女が横から口を挟みました。
「絶対ミイちゃんに間違い無いわ。たった何日間かだったけれど、私はミイちゃんと一緒に寝たり遊んだりしたからよく分かるの」
里親女は言い切りました。
「これからすぐそこの動物病院へ行くことにしたのよ」
看護助士おばさんは、ミイちゃんの左目の眼球に小さな傷があったことを覚えていました。
「獣医さんに診察して貰えば、はっきりすると思うの」
(続く)

以上
管理人
2016.08.15

「どこにでもいるような飼主のいない猫たち。彼らのことをよく知るほどに、きっと素敵な猫に魅せられるはず。飼主のいない外暮らしは、猫たちにとって決して楽ではありません。どうぞ、懐いたらお家に迎えてくださいね」

*東京猫物語は1998年から数年間、東京都心の某公園で猫たちを観察した体験に基づく実話です。
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災害時、ペット同伴避難の実現を!  [閑話・ブログ管理人より]

「空楽(そら)の家族」様からのご依頼です。
行きつけの病院で同伴避難について、署名を募っている由、
以下、blogからのコピーです。

(龍之介動物病院HPより引用)
“同伴”避難は、避難所内にペットも入れるが、“同行”避難は、一緒に逃げることのみを指し、避難所には入れないことも。私は“ペット同伴避難”について、宮城や福島を視察しました。そこでは、避難所にペットが入れず、家に置いてくる人がほとんど。家族同然の犬や猫と離れたことで心の支えを失い、寝たきりになった人もいました。そして熊本地震でも同じ事が起きました。私たちは学ばなければならない。災害で本当に人を助けるなら、ペットも一緒に助けないといけません。飼主さんにとってペットは生きる希望です。 必死にガレキの下からペットを救い出し、やっと辿り着いた避難所で言われた一言は、ペットは外へ。ペットは家族です。互いに支え合う関係です。離れてはいけない。ペット同行ではなく、屋内で一緒に居られる同伴避難所が必要です。 熊本地震の際、当院をペット同伴避難所として解放しました。ペットが一緒にいることは、ペットのためにも、飼主さんのためにもプラスであることを確信しました。
そこで、龍之介動物病院では災害時もペットという家族と安心して避難できるガイドラインの整備同伴避難所開設のマニュアル作りを行うために、この署名を国会へ提出します。

ということで署名をお願いしております。
http://ryunosuke.co.jp/(click)

災害時のペット同伴避難所の開設署名のご協力のお願い(写真)をクリック
署名のお願いがございます
電子署名も受け付けておりますので皆様のご協力お願いいたします。
以上、空楽の家族さまからのご依頼でした。

ちなみに、
環境省が公表している既存の「災害時の動物救護のガイドライン」はこちらです。
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2506.html
東日本大震災の後、災害時に可能な限りペットを避難所へ入れられるようにという要望はガイドラインに織り込まれましたが、各自治体の努力ベースであり、まだ実現には課題が残っていますね。

以上
管理人
2016.08.09


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